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「間」のある空間造りぞ 我が務めなり -その4- 

さて、どうして‘「間」のある空間造りが我が務めなり’・・・なのか?


それは、「間」という、造りこみすぎない空間というものが、
人にとって、とても大事だからなのです。


「庭は、すべてがすべてを、決して造りこみすぎないことだ。」
「『間』のある空間には天使が降りてくるという伝説がある。」
「庭は人が息詰まる窮屈な造りをしてはいけない。」



・・・と、この道の御大の先生方みなが「間」の重要性を仰せでした。


まさに、我が標すべき道。

山採りの樹木達

この山採りの樹々達も、私に「間」の大切さを教えてくれたのでした。


背は高けれど、ひょろっとしてる姿がどこかたよりなげなアオダモ。
周りにライバルが多くて我が先にと太陽を求めて背が高くなったのか・・・
この子はきっと山の奥深い地に植わっていたのでしょう。。

険しい山に植わっていたのか、深い谷に植わっていたのか、
この子は一体どこでこんなに体をくねらせて生きてたの?
・・・と、思わず心配性の里親の気持ちになってしまったコナラ。。

N様邸に嫁いできたこれら山採りの樹木達。
アオダモは福島県産、コナラは富山県産だそーな。


この子達は、厳しい大自然の中で育ったものだから、
姿形は決して端麗に整ったものではありません。

しかし、作為的に造られていないその姿には
自然と闘ってきた逞しさを醸し出し、
風と戯れるとやさしい表情をしてくれます。

曲がりくねった樹形には「間」があります。
スッと背の高い樹形にも「間」があります。

そして、自然が生み出した最高の産物を
こうして穏やかな地に据えてあげると
樹木達は堂々とした貫禄さえ見せてくれるのです。


「僕はここにいる!」と、夕陽に照らされるこの子達は
我が影をしっかりと落としているのが勇ましくすら感じます。

夕陽を浴びる



さて、私は「ハンドルに‘あそび’がなければ真っすぐ進めない。」
物事をそう例えることがよくあります。

あそび・・・
それが「間」です。

‘あそび’がないと、人も真っすぐに生きられない。
ギチギチでギュッギュとしているところでは返ってひねくれてしまう。。


「間」は、人にも、時空にもやさしい。
「間」は、人にも、時空にもなくてはなりません。

だから・・・
人間であり、時間であり、空間となるのです。



夕焼け


N様邸のリビング前の主庭の向こうに、大きな夕陽が沈みます。


奥様は、その夕焼けが囲いで遮られることになるのは残念で仕方ないので・・・と、
主庭に施す囲い(目隠し)のことをとても気にかけてらっしゃいました。

そんな奥様のご心配な事柄を、樹木のフェンスだと
枝の隙間から夕陽を望むことが出来ます。

ここにも「間」が効果を示してくれています。

夕焼けと樹々のシルエットも美しく・・・




秋の夕焼け空はとても綺麗・・・

今頃はきっと、こんな夕焼けのシーンが
リビングから望めているのではないでしょうか?

リブンギより夕焼けを望む


※この写真、画像処理にて作成した写真ゆえ、
 多少の「???」は、どうかご勘弁くださいませ。。m(__)m






[2009/08/29 06:11] 箕面森町・N様邸 | トラックバック(-) | CM(0)

「間」のある空間造りぞ 我が務め -その3- 

   N様邸_全景_縮小版   箕面森町N様邸の完成にいたり、
                今回の工事にまつわるいろんな事柄を
                これから回を分けて述べてまいる事にいたしましょう。


  図面_縮小版

上の図面、今回の工事の図面です。
・・と申しましても、全てはお見せできませぬので、
あえてぼんやりぼやけております旨、ご了承くださいませ。

図面と言っても、市役所に提出用の、緑化面積に
関する事項(計算や配置)を記している図面です。

箕面市というのは緑化推進にとても力を入れている自治体で、
とりわけ敷地面積における緑化面積というのをえらく重要視しており、
樹木の本数も、高木○本・中木○本・低木○本・・・というように、
それぞれ最低これだけの本数は植えなければならないという決り事があるのです。

更に、道路面に接する箇所には、塀やフェンスなどでの目隠しはダメで、
樹木で生垣ならOK!という、町全体が緑の町並みとなるように規制をかけているのです。

上記の完成写真をご覧になられた外構関連業者の方々の中には、
「俺ならここに○○○を使って‘目隠し’し、アウトドアリビングとして
 ***社の●●●や■■■を施すけどなぁ。。」
 ・・・と思われた方もきっといらっしゃることでしょう。

しかし、市の規制もさることながら、私のプランには最初から
塀やフェンスで背の高い囲いをしてしまうという考えはございませんでした。

この自然溢れるロケーション、木の家の重厚感、緑多き町並み、
そこにお暮らしになられるN様ご家族のライフスタイル・・・

その全てを満たすには、やはり樹木を施すのが一番!

当初、建築サイドである程度なさってらした外構プランでは
規制ギリギリの緑化面積だったのですが、私が携わり、
敷地全体の5〜6パーセントも緑化面積が増えたのです。

提出先の箕面市緑化推進部の方が、私が図面を持参した際に
非常に笑顔になられたのを今でもハッキリ覚えておりますとも♪

しかしながら、リビング前の主庭に施す生垣の樹種選定には、
思わぬ時間がかかってしまいました。

シラカシとヒイラギモクセイの無難な生垣を当初は考えていたのですが・・・
「もっと無難にベニカナメモチ?いや、そないなもんではあかん・・・う〜ん・・・」

違う場所の工事が進む中、生垣については
ずっと惑いの日々が続いたのでした。

それに、工事というのは、想定外なことも多々生じるものです。
工程の運び具合、新たなご要望・・・など等、
プランというのは何度も何度も再検討することが当然となります。

当初は考えてなかったシンボルツリー的存在のアオダモ(H=6500)と
コナラ(H=3000)が主庭に植わることとなり、これらが山採りの
独特の自然樹形だけに、それらと馴染む樹種が求められ・・・

これも当初の予定にはなかった石の器を利用したガーデンシンクとの
兼ね合いも考えなければなりません。

また、N様ご夫妻は、斑入りの葉より緑(単色)の葉をお望みでらっしゃったこともあり、
作為的な彩りの樹木を用いるより、山の木々の「緑」を取り入れることを重視した次第です。

N様のご要望と施工をご担当いただいた青春園さんのS氏のアドバイスのもと、
結論は、生垣といえども混植の‘目隠し’にいたしました。

混植、つまり色んな樹木をMIXした‘目隠し’です。

植栽図面_2


使用した樹木はと申しますと・・・
 フェイジョア、トキワヤマボウシ、カラタネオガタマ、タイワンツバキ、
 アセビ、プリペット、ヤマコウバシ、ニシキギ、ドウダンツツジ、ヒュウガミズキ・・・

これらは、常緑樹と落葉樹がうまく調和し、
背も、高い、低い、もろもろです。

そして、メインとなるコナラとアオダモを気持ちよく囲んでくれました。


リビングより望む


私のプランは、植栽は‘おまけ’や‘ついで’ではありません。
はっきり言って、メインとも言える存在と言っても過言ではありません。

「ここにはこの木を植えよう。」
「この位置には常緑樹で背丈は○m以上のもの・・・」
「お部屋からの眺めはこうなるやろなぁ。。」

・・・というように、植栽がこの地に入ることを念頭から意識し、
仕上がり状態が私の脳裏には3D画像で描かれているのです。


デッキでハンモック


人が暮らす場所、人が息をする場所・・・
そこに樹木は共生します。
そこに樹木は安らぎの空間を造ってくれます。

樹木が植わってこそ、全体の調和がとれることを
今回の工事で再認識いたしました。




今日もこの言葉を・・・

  木々よ、花よ、ありがとう!!



[2009/08/28 19:08] 箕面森町・N様邸 | トラックバック(-) | CM(0)

「間」のある空間造りぞ 我が務めなり -その2- 

この度のN様邸造園外構工事の最終段階は
リビング前の主庭と駐車場サイドなどの植栽工事。

お盆直前という真夏に樹木の植え込みをするなんて、
元来はしてはいけないタブーな事柄。。

でも、そこはモチはモチ屋の信頼おける造園会社の青春園さん。
懇切丁寧、且つ、的確なご判断のもと、朝から猛烈な日差しの
過酷な条件の植え込み当日ではありましたが、スピーディな作業ぶりで、
樹木達はしっかり元気に根付いてくれました。


ソヨゴ_植え込み 主庭_工事中
   ソヨゴ植え込み中          主庭の植栽植込み直後

休憩時間 バンブーバリヤー
     ほっこり休憩中の皆さん             バンブーバリヤーでしっかりガード!



樹木が植わると、今まで無機質だった空間が一挙に有機な空間となります。
それが「植栽」というものの最大の役目というか、最大の効果。

植栽の「意義」と「役割」を身を持って感じたと申しましょうか、
改めて、「緑の力」たるものに敬服です。

木々よ、花よ、ありがとう!!


N様邸_コナラ_アオダモ_空を望む


ご参考までに、「植栽の意義」をばここに記したく・・・

エクステリアにおいては・・・
人々の生活環境を守り、快適にするために、
欠くことのできない要素として認識する必要がある。

植物は人々の生活を、機能的にも、心理的、精神的にも支えているのである。
植栽は、植物を素材として人々の生活に役立つようデザインし、
植えつけることであるといえよう。そのためには、きわめて多くの植物の中から、
その場の環境や植物の持つ性質、性状を比較検討した上で、
最もふさわしいと思われる植物を選択しなくてはならない。

デザインされた植栽は、配置や組合せによって美的空間として成立すると共に、
建物や工作物等とも調和することによって、はじめて快適で美しい
エクステリアをつくり上げることが可能となるのである。


上記の文面は、『エクステリア・プランナー・ハンドブック』
(エクステリアプランナーハンドブック編集委員会 /日本建築ブロックエクステリア工事業協会)
・・より抜粋させていただきました。




[2009/08/27 23:50] 箕面森町・N様邸 | トラックバック(-) | CM(0)

「間」のある空間造りぞ 我が務めなり -その1- 

N様邸_主庭前

箕面市森町N様邸の外構&造園工事が、
ついにお盆直前に完成いたしました。

長期戦でした。

工事予定日はことごとく雨にたたられ、
延びに延びまくった我らが工事。。

でも、いいお仕事をさせていただきました。

じっくり 且つ 丁寧に。
そこに‘妥協’という文字はありません。

「木」と「石」と「水」と、
そして人とが共生する空間造り。

決して造りこみすぎない「間」のある空間造り。
これぞ我が務めなり!

N様邸_全景


工事をご依頼いただきましたN様ご家族の皆様。
多大なるご協力、且つ、ご理解を賜り、本当に有難うございました。
並びに、とことんご信頼いただけた事を光栄に存じ、心より感謝申し上げます。

施工をご担当いただいた(株)青春園の皆々様。
長い間、懇切丁寧なるお仕事ぶり、本当に有難うございました。
根気のいる作業の連続を見事に仕上げてくださり、心より御礼申し上げます。

 「ここにいると時間を忘れてしまうほど気持ちがゆったりとなってしまいます。
  木が植わると、ほんとに心地よい空間となるんですね♪
  カラツさんにおまかせして、ほんとによかった。。」


デッキでしばし寛いでらっしゃった奥様のお言葉・・・
最高のお言葉を賜り、感謝感激でございます。



まずは完成のご報告をば。。


[2009/08/26 16:16] 箕面森町・N様邸 | トラックバック(-) | CM(0)

1day×1plants 

1day×1plants

ちょっとお知らせです。

沢山たっくさん植物の画像が溜まってしまったもので、
ここらでちょっと整理せねばと思い・・・

またしてもおNEWのブログをば
立ち上げちゃいました。。(^_^;)

「先生、また新しいブログ作ったんでっかいな?!
 収拾つかんようになりまっせ〜!」

・・と、言われるのは覚悟の上!!
誰がどー言おうと、どー思おうと、
あたしゃ、やる!やるぞ!やらねば!

・・というわけで、、、
『1day×1plants』

URL→http://grassleaves.jugem.jp/
皆さまの《お気に入り》に加えて頂ければ幸いでございます♪

「えっ!?1day×1plantsって・・・
 一日に1つ植物をupってコト???」

はいな!ご名答〜!お察し通り〜♪
一日一善!「1日×1植物」なり〜♪

更新はまとめてゴォーーっとするかもしれませんが、
こーでもしないと山ほどある植物画像の整理が出来しまへんのやわ。。

ま、あまり過剰な期待はなさらぬようにお願い申し上げます。。(苦笑)

取り急ぎ、お知らせをば。。^^;




[2009/08/03 02:16] おしらせ | トラックバック(-) | CM(0)